近ごろ、水なしでものむことのできる新しいタイプの錠剤が開発されました。
大変溶けやすいので、舌の上に乗せると溶けはじめ、だ液だけでのむことができます。
“口腔内崩壊錠”と呼ばれますが、飲み込む力が弱いお年寄りや外出時に飲む機会が多い方にとっては便利な薬です。
水で飲んでも問題はありません。
しかし普通のお薬は、水なしで飲むとのどや食道につかえたり、誤って気管に入ることもあります。カプセル剤が食道に張りついたりすると、炎症を起こしたり潰瘍(かいよう)の原因になることがあります。お薬はコップ1杯程度の水、または白湯と一緒に飲んで下さい。
また、寝たままでお薬をのむと、立って飲む時に比べ、お薬がのどや食道に長くとどまり、炎症の原因になることがあります。患者さんが寝たきりの場合には、上体を起こしてからお薬を飲ませて下さい。その後も2〜3分は体を起こしたままの状態にします。
お年寄りの方への注意点は・・・こちらへ
錠剤をかみ砕いたり、カプセルを外したりして飲むと効果が変わることもあるので、そのまま飲んでください。どうしても飲みにくいという場合は、医師や薬剤師に相談してください。
お薬の飲み方については・・・こちらへ
水剤はよく振り混ぜ、計量カップで1回服用分を正しく計り取って飲んで下さい。
ほとんどのお薬は1回服用分を適量の水で薄めてもかまいませんが、
のみ残しのないようにしてください。 |